どうも、最近お腹回りが気になり始めて、ダイエット(一旦、腹筋)を始めてみた「ふくろう🦉」です。
以前の記事で、私自身の2021年8月末時点のポートフォリオを以下の記事で公開しましたが、
現状、有価証券投資に関するポートフォリオの80%以上が米国高配当ETF(①SPYD、②HDV、③VYM)に集中しています。
前回は、『SPYD』について解説しましたが、今回は『HDV』に関して、改めてどういったETFなのかについて確認していきたいと思います。
参考として、前回の『SPYD』のまとめ記事もよろしければご覧ください▼
また、こちらも参考として高配当株投資を始めるきっかけとなった動画も参考として張っておきます▼
第51回 高配当株は「金のタマゴ」を産む”痩せない”ニワトリ【お金のなる木】【株式投資編】 – YouTube
・そもそもHDVって何?といったことを知りたい方
・高配当株投資を実施するか否か迷っている方
【HDV】概要
基礎情報
まずは、HDVとはというところで、基礎情報を記載します。
※1 ブラックロック社HPの公表情報等を整理したものとなります。
※2 2021/9/12時点の情報に基づいております。
略称 | HDV |
正式名称 | iShares Core High Dividend ETF |
運用会社 | ブラックロック社 |
設定日 | 2011/3/29 |
ファンド概要 | iシェアーズ・コア高配当株ETFは、米国籍のETF(上場投資信託)。あらゆる時価総額水準の株式銘柄を含むモーニングスター配当フォーカス指数に連動した投資成果を目指す。 |
ベンチマーク | モーニングスター配当フォーカス指数 |
資産総額 | 72.1億USD |
組入銘柄抽出方法 | 財務健全性を加味し、75社の企業に投資する(主に消費財、生活必需品、エネルギー、石油・ガス、電気通信セクター)。 代表サンプリング手法を用いて保有銘柄のウエートを算定 |
銘柄入替頻度 | 年4回 |
組入銘柄数 | 75銘柄 |
組入方法 | 配当加重平均 |
直近株価 | 95.97USD |
経費率 | 0.08% |
配当 | 年4回:3,6,9,12月 |
直近配当額 | 0.810317USD(2021年6月) |
直近配当利回り(税込) | 3.38% |
➡SPYDと比較をすると、配当利回りはSPYDよりは劣っていますが、経費率や銘柄数は概ね同じような水準です
一方で、銘柄入替頻度は年4回と多いことがわかりますね。
セクター構成
こちらで、2021/9/12時点のHDVの時価総額に占めるセクター別の構成割合を整理しています。
No | セクター | 英語表記 | 構成割合 |
1 | 生活必需品 | Consumer Staples | 21.69% |
2 | エネルギー | Energy | 17.47% |
3 | ヘルスケア | Health Care | 16.41% |
4 | 公益事業 | Utilities | 11.59% |
5 | 情報技術 | Information Technology | 11.59% |
6 | 通信サービス | Communication Services | 6.39% |
7 | 資本財 | Industrials | 5.41% |
8 | 金融 | Financials | 5.39% |
9 | 一般消費財 | Consumer Discretionary | 3.13% |
10 | 素材 | Materials | 0.68% |
11 | 不動産 | Real Estate | 0.00% |
– | 現預金/デリバティブ | Cash and/or Derivatives | 0.26% |
– | 合計 | Total | 100.0% |
➡SPYDは不動産セクターへの投資比率がそれなりにあったと思いますが、HDVは不動産セクターへの投資比率が0%であることが特徴ですね。
構成銘柄(上位10銘柄)
上位のセクター比率と合わせて、2021/9/12時点のHDVの構成銘柄(上位10銘柄)を整理しています。
No | 銘柄名称 | 英語表記 | 構成割合 |
1 | エクソンモービル | EXXON MOBIL CORP | 8.09% |
2 | ジョンソン&ジョンソン(J&J) | JOHNSON & JOHNSON | 7.20% |
3 | ベライゾン・コミュニケ―ションズ | VERIZON COMMUNICATIONS INC | 6.31% |
4 | シェブロン | CHEVRON CORP | 5.87% |
5 | プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) | PROCTER & GAMBLE | 5.82% |
6 | フィリップ・モリス・インターナショナル | PHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC | 5.04% |
7 | シスコシステムズ | CISCO SYSTEMS INC | 4.31% |
8 | コカ・コーラ | COCA-COLA | 4.17% |
9 | メルク | MERCK & CO INC | 4.17% |
10 | ブロードコム | BROADCOM INC | 3.98% |
– | 合計 | Total | 55.0% |
➡こちらはSPYDと比較すると、馴染みのある銘柄が多いと思います。
一方で、上位10銘柄の構成比率ですが、50%を超えています!!
これが銘柄選定の考え方のポイントと思いますが、1銘柄のHDV全体に占める割合が非常に大きいので、年4回の銘柄入替でどの銘柄が追加され、どの銘柄が除外されたかはしっかりと確認する必要があります。
【HDV】配当情報まとめ
2021年配当情報
こちらは、2021年のHDVの年4回の配当関係スケジュールです。
権利落ち日 | 権利確定日 | 支払開始日 | |
3月 | 2021/3/25 | 2021/3/26 | 2021/3/31 |
6月 | 2021/6/10 | 2021/6/11 | 2021/6/16 |
9月 | 2021/9/24 | 2021/9/27 | 2021/9/30 |
12月 | 2021/12/13 | 2021/12/14 | 2021/12/17 |
➡今回9月は24日を意識する必要があります。
また、支払開始日は証券会社によって多少ずれる可能性がある点、ご留意ください。
設定時からの配当実績
高配当株投資で一番メインとなる、配当の推移を以下に表示します。
2011年の設定以来、概ね綺麗に配当金推移が右肩上がりに上がっています。
ただし、2021年は対2020年比でいくと、6末までは少しビハインドしている状態です。
このあたりは運用会社を信じるしかないと思いますので、この9月にどのような配当実績になるかはぜひ期待しましょう!
【HYD】投資リターンまとめ
NAV推移(設定日との比較)
まずは、HDVのNAVの推移(設定日との比較)は以下となります。
➡多少の変動はあるものの順調に右肩上がりで推移していますね。
S&P500指数との比較
HDVについてもSPYD同様、設定日から四半期ごとにどのような推移をたどってきたか、S&P500と比較するとどのような結果になるかを示していきます。
〈使用データ│計算式〉
・S&P500:各四半期末の終値を使用
・HDV:各四半期末の基準価格(以下、NAV)を使用し、過去の配当実績は20%の税金が控除されると仮定して、四半期末の基準価格+累積配当(税引後)の計算結果を使用
※税引後、配当額を全額再投資する前提であるが、配当再投資に関する複利計算は行っていない。
・共通:設定日の終値/基準価格を「1」として、四半期末毎の騰落率を計算
仮に設定時点で、全額投資+税引後配当を単利運用するとこんな感じになるのかと思います▼
2020年前半のコロナショックまでは、配当も考慮すると遜色なく推移していることがわかります。
一方で、コロナショック後からは少しS&P500との乖離が広がっているように思います。
昨今は高配当3兄弟の①SPYD、②HDV、③VYMの中でも、HDVが少し伸び悩んでいる傾向がありますよね
基礎情報を踏まえた今後の方針は?
ふくろう🦉の考え方
SPYDと比較して、HDVについては比較的S&P500と近似して推移していることがわかります
現状は、①SPYD、②HDV、③VYMの内、②HDVが最も保有割合が多い状況となりますが
今回の検証を踏まえ、引き続きHDVを買い増しを続けていこうと思います。
ただし、①昨今のHDVのみ価格が伸び悩んでいる点、②2021年下半期の配当水準を踏まえて、10月初旬に改めて今後の投資割合は再考しようと考えております。
今回の検証や今まで投資していた結果、気づいたこと・改善点
コロナショック前までの推移に関しては、S&P500と近似しており高配当株にも関わらず非常に検討しているETFであることがわかりました(今更ですね汗
高配当株3兄弟みたいな形で、あまり詳細を見ずに投資している方も多いのではないかと思いますが、それぞれの運用会社のHPを確認してみると、気づくことが多いですね~
感覚ですが、1ファンドに対する公表情報は、ブラックロック社は結構多いなというのが印象でした。
また、英語を読むのも勉強だと信じています。ので、皆様もぜひ原文をあたりましょう
↑職業病ですかね~。。。原文を見ないと不安になる病ですw
最後に
前回のSPYDに続き、HDVも改めてまとめてみましたが、構成銘柄の考え方の違いから、リターンの動き等も全然変わってくることがわかりました
前段にも記載しましたが、足元の価格推移や配当推移を踏まえて慎重に考えていく必要があるものの
引き続き、我がポートフォリオの主力として頑張っていただきたいと思います
もはや予想通りになろうかと思いますが、次回は高配当3兄弟の最後の③VYMについて整理したいと思いますので、乞うご期待ください!
それでは、より良い人生を目指して、頑張ってFIREを目指していきましょう!
ふくろう🦉